リップアートメイクの色の選び方|失敗しないポイントを歯科医師が解説

監修者
監修:大野 寿子
北参道歯科クリニック 院長/歯科医師 奥羽大学歯学部卒業後、一般歯科・小児歯科・審美歯科を幅広く担当。訪問歯科医として10年間勤務後、都内複数の医療法人の分院長を経て、2021年7月に北参道歯科クリニックを開業。 日本顎咬合学会・日本顎顔面美容医療協会会員・日本摂食嚥下リハビリテーション学会所属。
「どんな色にすればいいかわからない」「せっかく施術したのに似合わなかったら後悔しそう」リップアートメイクへの関心が高まる一方で、渋谷・千駄ヶ谷にある当院にもこのようなご相談を多くいただきます。リップアートメイクは、施術後1〜3年程度は色が持続するため、口紅のように「今日は気分を変えて」というわけにはいきません。だからこそ、色選びは施術の中でも最も慎重に行うべきステップです。この記事では、後悔のない色選びのポイントを、デザインの種類・パーソナルカラー・お悩み別の視点からお伝えします。
リップアートメイクのデザインの種類を知っておく

色を選ぶ前に、まずどのデザインにするかを決めることが大切です。デザインによって「似合う色」「向く色」が変わってくるからです。
代表的なデザインは大きく4種類あります。
リップアートメイクのデザイン:フルリップ
は唇全体に均一に色素を入れるデザインで、リップメイクをしているような仕上がりになります。血色感をしっかり出したい方や、唇の色ムラが気になる方に向いています。
リップアートメイクのデザイン:リップライン
唇の輪郭部分のみに色を入れる方法です。ぼやけた輪郭をはっきりさせたい方、その日の気分で口紅の色を変えたい方に選ばれています。ただしラインだけのアートメイクは、すっぴんの状態では輪郭だけが浮いて見える場合があるため、内側にリップやグロスを足すことを前提に考えると自然です。
リップアートメイクのデザイン:グラデーションリップ
外側から内側に向かって色が濃くなるデザインで、唇に立体感が生まれ、ぽってりとした印象に仕上がります。自然さと存在感を両立させたい方に人気です。
リップアートメイクのデザイン:シャドウリップ(シャドーリップ)
内側が濃く外側に向かって薄くなるデザインで、リップラインを強調せず、ふんわりと柔らかな口元を演出できます。ナチュラルメイクが好きな方や血色を自然にプラスしたい方に向いています。
当院では、唇の形や輪郭を不自然に大きく広げるオーバーリップは推奨していません。元の唇の組織に沿った自然な範囲でのデザインを大切にしており、唇をぷっくり見せたい方には、リップアートメイクと唇へのヒアルロン酸注入との組み合わせをご提案することもあります。
リップアートメイクの色の系統と選び方の基本
リップアートメイクで使用できる色は、大きくオレンジ系・ピンク系・レッド系・ヌーディー系の4系統に分類されます。それぞれの特徴を知っておくと、自分に合った色が選びやすくなります。
オレンジ系・コーラル系
肌に溶け込む温かみのある色で、唇のくすみが気になる方や、ノーメイクでも顔色を明るく見せたい方に向いています。ヘルシーで活発な印象を与えてくれるため、渋谷エリアでアクティブに過ごすライフスタイルにもよく馴染みます。
ピンク系
女性らしさと柔らかさを演出しやすく、最も人気の高い系統です。
ベビーピンクや淡いローズピンク系
すっぴんでも浮きにくく、幅広いシーンで使いやすい色味です。
レッド系
存在感があり、口元に華やかさをプラスしたい方に向きます。ただし、濃い赤は退色の過程でくすんで見えることがあるため、色の変化を考慮した選択が必要です。
ヌーディー系(ベージュ・ブラウン系)
ナチュラルメイク派の方に人気ですが、肌色との相性が非常に重要です。自分の肌より明るすぎたり暗すぎたりすると浮いて見えることがあるため、カウンセリングでの確認が特に大切な色味です。
リップアートメイクとパーソナルカラーの組み合わせ
「どの色が自分に似合うかわからない」という方には、パーソナルカラーを参考にする方法があります。パーソナルカラーとは、その人の肌・目・髪の色から判断される、似合いやすい色の傾向のことです。大きくイエローベース(春・秋)とブルーベース(夏・冬)に分けられます。
イエローベースの方
肌に黄みや赤みが出やすい傾向があります。コーラル系・オレンジ系・テラコッタ系など、温かみのある色が馴染みやすく、自然な血色感を演出しやすいです。
ブルーベースの方
肌に青みやピンクみが出やすい傾向があります。ローズピンク・ベリーピンク・レッド系など、クールで透明感のある色が映えやすく、肌のトーンを明るく見せてくれます。
ただし、パーソナルカラーはあくまでも参考のひとつです。実際の施術では「なりたい印象」「ライフスタイル」「唇のベースカラー」なども総合的に考慮してご提案しますので、事前に「自分はイエベかブルベかわからない」という状態でも問題ありません。
唇のベースカラーを整えることがリップアートメイクの色選びの前提
実はリップアートメイクの色選びで見落とされがちな重要ポイントが、唇のベースカラーの状態です。くすみが強い唇や色ムラのある唇に、いきなり好みの色を入れても、本来の発色が出にくいことがあります。
このため当院では、1回目の施術では「くすみカバー・ベースの整え」を主な目的として色を入れ、2回目以降で本来希望する色をのせていく流れを基本としています。1回で完結させようとするより、段階を踏むことで仕上がりが美しく、色の定着も安定します。3回以上施術を重ねると、さらに色味が整いやすくなるケースも多いです。初回カウンセリングでは、現在の唇の状態を確認した上で、どのような順序で色を入れていくかも含めてご提案しています。
リップアートメイクの色選びで後悔しないための3つのポイント

リップアートメイクで「思ったのと違った」「もっとナチュラルにすればよかった」という後悔のほとんどは、事前の確認が不足していたことが原因です。失敗を防ぐために、特に意識してほしい3点をお伝えします。
リップアートメイク施術直後と定着後の色の違いを理解する
まず、施術直後の色と定着後の色は異なることを知っておくことが大切です。施術直後は色が濃く出ますが、ダウンタイムを経て皮がむけ終わった後、色は20〜30%程度薄くなるのが一般的です。「施術後すぐの色が気に入った」という状態でも、落ち着いた後の色がご自身の日常に合うかどうかを考えて選ぶことが重要です。
ノーメイク時のバランスを基準に選ぶ
次に、ノーメイクの状態で浮かないかを基準にすることです。濃いレッドや鮮やかな色はメイクをしている状態では映えますが、すっぴんや薄化粧の状態では口元だけが目立ってしまうことがあります。リップアートメイクはノーメイクでも発色が残るため、すっぴん時のバランスを特に重視して選ぶことをおすすめします。
参考画像と愛用リップをカウンセリングに持参する
そして、カウンセリングに参考画像と愛用リップを持参することも重要です。「こんなイメージにしたい」という画像や、普段使っている口紅・グロスを持参いただくと、カウンセリングで色のイメージを共有しやすくなり、仕上がりの認識のズレを大幅に防ぐことができます。
院長コメント
「色選びは、正直なところカウンセリングが命です。唇の色・肌のトーン・ご希望のイメージ・ライフスタイルを踏まえた上で、お顔全体が明るくなるカラーをご提案しています。『なんとなくピンク系で』というご来院でも、カウンセリングでじっくりお話を伺いながら方向性を一緒に決めていきますので、ご安心ください。渋谷・千駄ヶ谷エリアでリップアートメイクをお考えの方は、まず無料カウンセリングにいらしてください。」
リップアートメイクに関してよくある質問(Q&A)
Q. 年齢によって似合うリップアートメイクの色は変わりますか?
年齢を重ねるにつれて唇のくすみや色素沈着が気になりやすくなります。30〜40代以降の方には、コーラル系やローズピンクなど血色感を自然にプラスしてくれる色が好評です。過度に濃い色より、肌のトーンを持ち上げてくれるような明るめの色が若々しい印象につながります。
Q. 日焼けした肌にも合うリップアートメイクの色はありますか?
肌が濃いめの方にはオレンジ系・テラコッタ系・コーラル系がよく馴染みます。ヌーディー系は肌色によっては地味に見えすぎることもあるため、カウンセリングで肌の状態を確認してから決めることをお勧めします。
Q. リップアートメイクの上から口紅は塗れますか?
もちろん塗れます。リップアートメイクはあくまでベースとなる血色を作るものですので、その上から口紅・グロス・ティントなどを重ねてメイクを楽しんでいただけます。ダウンタイム(施術後約1週間)が落ち着いてからリップメイクを再開してください。
Q. リップアートメイクの色が薄くなってきたら変えられますか?
リタッチ(再施術)の際に色味を調整することが可能です。前回より少し明るめにしたい・系統を変えたいといったご希望も、残っている色の状態を確認した上でご提案します。ただし大幅な色変更(例:レッド系からヌーディー系へ)は、残存色素の影響で難しい場合があります。
渋谷・千駄ヶ谷でリップアートメイクをお考えの方へ
リップアートメイクの色選びに「これが正解」という唯一の答えはありません。唇のベースカラー・肌のトーン・パーソナルカラー・ライフスタイル・なりたい印象、これらを総合的に考えてこそ、長く愛せる色が見つかります。当院では、施術前のカウンセリングを特に大切にしており、参考画像や愛用リップをお持ちいただきながら、院長がていねいにデザインと色をご提案しています。
「まだ迷っている段階」でもまったく問題ありません。渋谷・原宿・新宿エリアからのアクセスも良好な千駄ヶ谷で、皆さまのご来院をお待ちしています。ご質問・ご予約はお気軽にどうぞ。
リップアートメイクのリスク・副作用について
リップアートメイクは唇の表層に色素を注入する施術のため、腫れ・赤み・皮むけなどのダウンタイムが生じる場合があります。色の定着には個人差があり、施術直後と定着後では発色が異なります。口唇ヘルペスの発症・悪化リスクがあります。妊娠中・授乳中の方、ケロイド体質の方、アレルギー体質の方、免疫治療中の方など施術を受けられない条件があります。事前のカウンセリングにてご確認ください。本施術は自費診療です。

監修:大野 寿子
北参道歯科クリニック 院長/歯科医師 奥羽大学歯学部卒業後、一般歯科・小児歯科・審美歯科を幅広く担当。訪問歯科医として10年間勤務後、都内複数の医療法人の分院長を経て、2021年7月に北参道歯科クリニックを開業。 日本顎咬合学会・日本顎顔面美容医療協会会員・日本摂食嚥下リハビリテーション学会所属。