リップアートメイクのデメリットとは?後悔しないために知っておきたい注意点を歯科医師が解説

「すっぴんでも血色のいい唇をキープしたい」「口紅を塗り直す手間から解放されたい」そんな思いからリップアートメイクに興味を持つ方は、渋谷・千駄ヶ谷にある当院にも多くいらっしゃいます。一方で「デメリットも気になる」「後悔しないか不安」というお声も少なくありません。リップアートメイクは確かに魅力的な施術ですが、施術前に正しく理解しておくべき注意点がいくつかあります。この記事では、歯科医師として口元に関わる施術に長く携わってきた立場から、リップアートメイクのデメリットと後悔しないためのポイントをていねいにお伝えします。
監修者
監修:大野 寿子
北参道歯科クリニック 院長/歯科医師 奥羽大学歯学部卒業後、一般歯科・小児歯科・審美歯科を幅広く担当。訪問歯科医として10年間勤務後、都内複数の医療法人の分院長を経て、2021年7月に北参道歯科クリニックを開業。 日本顎咬合学会・日本顎顔面美容医療協会会員・日本摂食嚥下リハビリテーション学会所属。
リップアートメイクとは

リップアートメイクとは、専用の針を使い、唇の表皮から真皮の浅い部分(約0.04〜0.2mm程度)に色素を注入することで、すっぴんでも理想の色と形を保てるようにする美容施術です。タトゥーのように皮膚の深い層まで入れるわけではないため、肌のターンオーバーとともに徐々に薄くなり、個人差はありますが1〜3年程度で色が抜けていくのが一般的です。施術は基本的に2回セットで行われ、1回目でくすみのカバーとベースを整え、2回目で色の定着を図ります。
リップアートメイクの主なデメリット
リップアートメイクは簡単には消せない・デザイン変更が難しい
リップアートメイクの最も大きなデメリットは、一度施術すると簡単には消せないという点です。肌のターンオーバーとともに徐々に薄くなる施術ではありますが、「やっぱり色を変えたい」「デザインが気に入らなかった」と思っても、すぐに修正や除去はできません。レーザーや薬液、外科的切除による除去施術は存在しますが、跡が残りやすく費用と身体的負担も大きくなります。後悔のないよう、色・デザイン・唇の形はカウンセリングで十分な時間をかけて慎重に決めることが非常に重要です。
リップアートメイクは施術中の痛みがある
唇は粘膜に近く皮膚が薄い部位のため、眉毛やアイラインなど他部位のアートメイクと比べて痛みを感じやすい場所です。麻酔を使用することで痛みは大幅に軽減されますが、体調や生理周期によっては施術中に違和感を感じることがあります。歯科医院では口腔内麻酔(浸潤麻酔)が使用できるため、クリーム状の表面麻酔のみを使用するクリニックよりも痛みをより少なく抑えられるのが当院の強みのひとつです。
リップアートメイクにはダウンタイムがある
施術後は約1週間のダウンタイムがあります。施術当日から2日程度は腫れや赤みが出やすく、3〜5日目頃から唇の表面の薄皮がむけ始めます。この時期はまだら模様になったり白っぽく見えたりしますが、色素が定着していく過程での自然な現象です。皮むけを無理に引きはがすと色素が剥がれ落ちる原因になりますので、専用保湿剤でケアしながら自然に剥落するまで待つことが重要です。ダウンタイム中はアルコール・サウナ・長時間の入浴・激しい運動を避け、辛い食べ物や色の濃い飲食物も控えていただきます。重要なイベントや人前に出るお仕事の前後は、ダウンタイムのスケジュールを十分に考慮して施術日を選んでください。
リップアートメイクは口唇ヘルペスのリスクがある
リップアートメイクは唇の表層に細かい傷をつけながら色素を入れていく操作のため、体調が優れないときや免疫力が低下しているタイミングでヘルペスウイルスが活性化しやすくなります。過去に口唇ヘルペスが出たことがある方はもちろん、潜伏感染している可能性がある方も少なくないため、当院では施術前に予防薬を処方し、ウイルスの活性化を抑える対策を取っています。施術前は体調管理にも十分気を配ってください。
リップアートメイク施術後色ムラ・変色が生じる可能性がある
色素の定着には体質・唇の状態・ダウンタイムの過ごし方が影響するため、唇の一部だけが色抜けしたり、左右で色の濃さに差が生じたりすることがあります。また、時間の経過とともに色が変化するケースも報告されています。こうしたリスクを最小限に抑えるために、初回は2回セットの施術を受けていただくことを推奨しています。1〜2年が経過し色のムラが気になってきたら、リタッチ(再施術)を検討するタイミングです。
リップアートメイク施術を受けられない条件がある
妊娠中・授乳中の方、施術箇所に炎症や治癒途中の傷口がある方、重度のアレルギー体質の方(麻酔アレルギー・金属アレルギーなど)、ケロイド体質の方、免疫治療中の方、抗凝固薬を服用中の方などは、施術をお断りする場合があります。ご自身が該当するか不安な方は、まずカウンセリングにてご相談ください。
デメリットを最小限にするためのポイント

必ず医療機関で受ける
リップアートメイクは医療行為であり、歯科医師・医師、またはその指導のもとで歯科衛生士のみが施術を行うことができます。資格を持たない施術者がいる無資格サロンは法的に問題があるだけでなく、適切な麻酔対応や感染管理が行われないリスクがあります。費用が安くても、必ず医療機関での施術を選ぶことが安全の大前提です。歯科医師は口元、唇のプロフェッショナルな為、歯科医院で受けることをおすすめします。
カウンセリングで不安を解消してから決める
「デメリットが怖くて踏み出せない」という方こそ、まずはカウンセリングで疑問をひとつずつ解消することをお勧めします。当院では施術前のカウンセリングに十分な時間を取り、お顔全体とのバランスを見ながらデザインと色をご提案しています。理想の唇の画像や普段使いの口紅があれば、よりスムーズにイメージを共有できます。
リップアートメイク後にアフターケアを丁寧に行う
施術後のケアが仕上がりの美しさに直結します。施術後5日間は専用保湿剤でこまめに保湿し、乾燥を防ぐことが色素定着の鍵です。刺激のある食べ物・色の濃い飲食物・紫外線・過度な摩擦を避け、1週間はリップメイクもお休みしてください。
院長コメント 「リップアートメイクは、正しい知識と技術のもとで行えば口元を自然に美しく整えられる素晴らしい施術です。デメリットをしっかり理解したうえで臨むことが、後悔しない一番の近道です。渋谷・千駄ヶ谷エリアでリップアートメイクをお考えの方は、まずカウンセリングで不安をひとつずつ解消することをお勧めします。どんな疑問もていねいにお答えしますので、お気軽にご相談ください。」
リップアートメイクに関してよくある質問(Q&A)
Q. デメリットが多くてもリップアートメイクを受ける価値はありますか?
デメリットを事前に理解した上で施術を受けた方の多くが「やってよかった」とおっしゃいます。毎朝のリップメイクが不要になり、食事後や運動後も色落ちを気にしなくて済む利便性は、日常生活の質を大きく高めます。デメリットとメリットを比較したうえで、ご自身のライフスタイルに合うかを判断してください。
Q. リップアートメイク施術後万が一気に入らなかった場合、どうすればいいですか?
除去施術(レーザー・薬液・外科的切除)という選択肢はありますが、跡が残るリスクや費用・身体的負担が大きいため、基本的にはお勧めしていません。1〜2年程度待って自然に色が薄くなるのを待つほうが、リスクが少ない場合がほとんどです。リタッチの際に色や形を調整することも可能ですので、まずご相談ください。
Q. 歯科医院での施術と美容クリニックでのリップアートメイク施術はどう違いますか?
最大の違いは麻酔の種類です。歯科医院では口腔内麻酔(浸潤麻酔)を使用できるため、クリーム状の表面麻酔のみの施術より痛みを少なく抑えられます。また、歯科医師は口元・唇周囲の解剖構造や麻酔に精通しているため、口元の施術に高い専門性を発揮できます。
Q. リップアートメイク施術後すぐに人前に出られますか?
施術当日〜翌日は腫れや赤みが出やすいため、大切なご予定の直前は避けることをお勧めします。デスクワーク等であれば当日から可能ですが、ダウンタイムの約1週間を考慮したスケジュール調整をお勧めしています。
渋谷・千駄ヶ谷でリップアートメイクをお考えの方へ
デメリットをしっかりと理解した上でリップアートメイクに臨むことが、後悔しない一番の近道です。「信頼できる医療機関を選ぶ」「カウンセリングで色とデザインを慎重に決める」「施術後のケアを丁寧に行う」この3点を守ることで、リスクを大きく低減させることができます。
北参道歯科クリニックでは、施術前のカウンセリングに十分な時間をかけており、不安な点はどんなことでもお気軽にお聞きいただけます。渋谷・原宿・新宿エリアからもアクセスしやすい千駄ヶ谷の立地で、皆さまのご来院をお待ちしています。ご質問・ご予約はお気軽にどうぞ。
リップアートメイクのリスク・副作用について
リップアートメイクは唇の表層に色素を注入する施術のため、腫れ・赤み・皮むけ・痛みなどのダウンタイムが生じる場合があります。口唇ヘルペスの発症・悪化リスクがあります。色の定着には個人差があり、仕上がりに差が出る場合があります。妊娠中・授乳中の方、ケロイド体質の方、アレルギー体質の方、免疫治療中の方など施術を受けられない条件があります。事前のカウンセリングにてご確認ください。本施術は自費診療です。

監修:大野 寿子
北参道歯科クリニック 院長/歯科医師 奥羽大学歯学部卒業後、一般歯科・小児歯科・審美歯科を幅広く担当。訪問歯科医として10年間勤務後、都内複数の医療法人の分院長を経て、2021年7月に北参道歯科クリニックを開業。 日本顎咬合学会・日本顎顔面美容医療協会会員・日本摂食嚥下リハビリテーション学会所属。