ホワイトニングの値段はいくら?種類別の料金相場と費用を左右するポイントを歯科医師が解説

「ホワイトニングを受けてみたいけど、実際いくらかかるの?」「クリニックによって値段がバラバラで、どこを基準にすればいいかわからない」——ホワイトニングの費用に関するご質問は、カウンセリングでも多くいただきます。
ホワイトニングは保険診療の対象外(自費診療)であるため、クリニックによって価格設定が異なり、相場がつかみにくいのが実情です。また、「初回だけ安くて、追加料金が多くかかった」というケースもあります。
この記事では、渋谷区千駄ケ谷の北参道歯科クリニック院長・大野寿子が、ホワイトニングの種類別の値段の目安・費用を左右するポイント・選び方の考え方まで、医療広告のルールに沿いながら丁寧に解説します。費用について正しく理解したうえで、安心してご検討いただけますと幸いです。
監修者
監修:大野 寿子
北参道歯科クリニック 院長/歯科医師 奥羽大学歯学部卒業後、一般歯科・小児歯科・審美歯科を幅広く担当。訪問歯科医として10年間勤務後、都内複数の医療法人の分院長を経て、2021年7月に北参道歯科クリニックを開業。 日本顎咬合学会・日本顎顔面美容医療協会会員・日本摂食嚥下リハビリテーション学会所属。

ホワイトニングの値段は「種類」によって大きく変わる
ひとことに「ホワイトニング」といっても、施術の種類・場所・薬剤の種類によって値段は大きく異なります。まずは代表的な4種類の概要と費用の目安を確認しましょう。
| 種類 | 施術場所 | 料金相場(目安) | 特徴 |
| オフィスホワイトニング | 歯科医院 | 20,000〜50,000円程度 | 即効性が高い。1〜数回の通院で効果を実感しやすい |
| ホームホワイトニング | 自宅(マウスピース) | 20,000〜50,000円程度 | 自分のペースで進められる。白さが長持ちしやすい |
| デュアルホワイトニング | 歯科医院+自宅 | 50,000〜100,000円程度 | 2つを組み合わせることで即効性と持続性を両立 |
| セルフホワイトニング | サロン等 | 数千円〜10,000円程度/回 | 価格は安いが、医療行為ではなく効果は限定的 |
上記はあくまでも一般的な目安です。クリニックの立地・設備・使用薬剤・施術回数などによって実際の費用は異なります。当院の料金については、カウンセリング時に個別にご案内します。
ホワイトニングの種類別・値段と特徴の詳細

オフィスホワイトニング|歯科医院での即効性の高い施術
オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師または歯科衛生士が施術を行うホワイトニングです。過酸化水素(または過酸化尿素)を含む高濃度の薬剤を使用するため、比較的短期間で白さを実感しやすいのが特徴です。
料金相場は1回あたり20,000〜50,000円程度ですが、クリニックによって差があります。また、理想の白さに近づけるには数回の施術が必要なこともあり、トータルの費用で考えることが大切です。
向いている方の目安
- 結婚式・就職活動など特定のイベントに向けて短期間で白くしたい
- 自宅でのケアが続けにくいと感じる
- できるだけ早く効果を実感したい
リスク・副作用について 施術中・後に一時的な知覚過敏(歯がしみる感覚)が生じることがあります。多くの場合、数日以内に落ち着きますが、症状が続く場合は歯科医師にご相談ください。
ホームホワイトニング|自宅でマイペースに続けられる
ホームホワイトニングは、歯科医院でご自身の歯型に合わせたマウスピースを作製し、専用の薬剤(過酸化尿素配合のジェル)をマウスピースに入れて自宅で装着する方法です。
通常、1日あたり数時間〜就寝中に装着し、2〜4週間程度かけて徐々に白くしていきます。即効性はオフィスホワイトニングに劣りますが、ゆっくりと自然な仕上がりになりやすく、白さが長持ちしやすいのが特徴です。
料金相場は20,000〜50,000円程度(マウスピース作製代+薬剤代を含む)が目安です。一度マウスピースを作製すれば、その後は薬剤の追加購入だけで継続できるため、長期的なコスパが良い面もあります。
向いている方の目安
- 通院の回数を少なくしたい
- 自分のペースでゆっくり白くしたい
- 白さをできるだけ長く持続させたい
- 知覚過敏が気になる(オフィスより薬剤濃度が低い)
デュアルホワイトニング|即効性と持続性を両立
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。歯科医院での施術で早期に効果を出しながら、自宅でのケアで白さを定着・維持するという二段階のアプローチです。
効果・持続性ともに高い傾向がありますが、費用は2つの施術を合わせるため50,000〜100,000円程度が目安と高めになります。
向いている方の目安
- とにかく白さをしっかり出したい
- 長期間白さを維持したい
- 費用よりも効果を優先したい
セルフホワイトニング(ホワイトニングサロン)|価格は安いが効果は限定的
ホワイトニングサロンなどで提供されるセルフホワイトニングは、数千円〜1万円程度/回と低価格で利用できます。ただし、これは医療行為ではありません。
歯科医院で使用できる過酸化水素・過酸化尿素は薬機法上、歯科医師または歯科衛生士のみが取り扱える医薬品です。サロンで使用できる薬剤はこれらを含まない成分に限られるため、歯の着色汚れを落として「本来の色に戻す」程度の効果に留まり、歯の色そのものを明るくする漂白効果は期待できません。
「安さ」で選ぶ前に、自分が求める効果と方法が合っているかを確認しましょう。
ホワイトニングの値段を左右する要因

同じオフィスホワイトニングでも、クリニックによって値段が大きく異なる理由には以下のような要因があります。
使用する薬剤の種類・濃度
ホワイトニングに使用する薬剤の濃度は、効果と費用に影響します。一般的に濃度が高いほど効果が出やすい反面、費用も高くなる傾向があります。また、薬剤の品質・種類によっても価格に差があります。
施術回数・本数
ホワイトニングは、希望する白さや歯の現状によって必要な施術回数が異なります。1回での施術では理想の白さに届かない場合もあり、複数回通院すればその分の費用が追加になります。
また、クリニックによっては「施術本数(何本の歯に施術するか)」によって料金が変わる場合があります。
事前クリーニングの有無
ホワイトニング前に歯垢・歯石・ステインを除去するクリーニング(PMTC・エアフロー)を行うことで、薬剤の浸透が均一になり、ホワイトニング効果が出やすくなります。クリーニングをパッケージに含むかどうかで、トータル費用が変わります。審美目的のクリーニングは自費診療です。
アフターケア・メンテナンスの費用
ホワイトニング後は「色戻り」が生じることがあります。白さを維持するためには定期的なメンテナンスが必要で、その費用も見込んでおく必要があります。
一般的なメンテナンス費用の目安(年間)はクリニックや施術の種類によって異なりますが、ホームホワイトニングの薬剤補充・定期クリーニングなどを含めて数万円程度かかる場合があります。
クリニックの立地・設備・カウンセリング体制
都市部のクリニックや設備・サービスが充実している医院は、その分費用が高くなる傾向があります。一方で安さだけで選ぶと、カウンセリングや副作用への対応が不十分なケースもあるため注意が必要です。
ホワイトニングが「保険適用外」である理由
ホワイトニングは、歯の健康を治すための「治療」ではなく、審美的な目的で歯の色を変える「美容的な施術」と位置づけられます。そのため、健康保険の適用外(全額自費)となります。
これはすべての歯科医院・クリニックに共通するルールです。「保険でホワイトニングができる」という案内があった場合は、内容をよく確認することをおすすめします。
ホワイトニングで費用を検討する際の注意点

「初回限定価格」のトータル費用を確認する
初回のみ大幅に値引きされているプランは魅力的ですが、2回目以降の料金・メンテナンス費用・薬剤の追加費用などを含めたトータルコストで比較することが大切です。
カウンセリングで事前に費用の説明を受ける
信頼できる歯科医院は、施術前に費用の内訳・追加料金の有無・適用可否について丁寧に説明します。「何がいくらかかるか」を事前に確認できる医院を選びましょう。
適用できない場合がある
以下の方はホワイトニングが適用できない、または施術を慎重に判断する必要があります。
- 未治療の虫歯・歯周病がある方(治療を先に行う必要があります)
- 妊娠中・授乳中の方
- 重度の知覚過敏がある方
- 詰め物・被せ物が多い方(天然歯のみに効果があり、補綴物は白くなりません)
- テトラサイクリン系抗生物質による変色がある方(効果が出にくい場合があります)
これらに該当する場合は、まずカウンセリングで歯科医師にご相談ください。
自分に合ったホワイトニングの選び方
費用・効果・ライフスタイルのバランスで選ぶのが基本です。
| 優先したいこと | おすすめのホワイトニング |
| すぐに白くしたい(イベント前など) | オフィスホワイトニング |
| 自分のペースで、長く白さを保ちたい | ホームホワイトニング |
| 効果と持続性、両方を重視したい | デュアルホワイトニング |
| まず着色汚れを落としたい | 歯科クリーニング(PMTC・エアフロー) |
| 費用を最小限に抑えたい | クリーニング+ホワイトニング歯磨き粉の活用 |
歯の現状・黄ばみの原因・希望する白さによっても最適な方法は変わります。カウンセリングでお口の状態を確認した上で、ご提案することが最も確実です。
【院長コメント】ホワイトニングの費用で迷っている方へ
「ホワイトニングは自費診療のため、費用面でためらわれる方も多くいらっしゃいます。大切なのは、値段だけで選ぶのではなく、自分のお口の状態・求める効果・生活スタイルに合った方法を選ぶことです。たとえばホームホワイトニングは、初期費用こそかかりますが、薬剤の継続補充だけで白さを維持できるためコスパが良い側面もあります。一方で即効性を求める場合はオフィスホワイトニングが適しています。北参道歯科クリニックでは、まず無料カウンセリングでお口の状態を確認し、費用の内訳と方法を丁寧にご説明した上で施術をご提案します。費用面でご不安な点があれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。」
まとめ|ホワイトニングの値段は「種類」と「トータル費用」で比較しよう
ホワイトニングの値段はオフィス・ホーム・デュアルの種類によって異なり、さらに施術回数・クリーニングの有無・メンテナンス費用などが加わります。「初回の値段」だけでなく「トータルでいくらかかるか」を把握することが、後悔のないホワイトニング選びにつながります。
渋谷区千駄ケ谷の北参道歯科クリニックでは、ホワイトニングのカウンセリングを随時受け付けています。費用・効果・適用可否など、疑問はカウンセリングでまとめてご確認いただけます。まずはお気軽にご予約ください。

よくある質問(FAQ)
Q1. ホワイトニングは保険が使えますか?
ホワイトニングは審美目的の施術のため、健康保険の適用外(全額自費)です。これはすべての歯科医院に共通するルールです。ただし、ホワイトニング前に行う歯石除去(スケーリング)は、歯周病治療の一環として保険適用になる場合があります。詳しくはカウンセリング時にご確認ください。
Q2. 1回のホワイトニングでどのくらい白くなりますか?
効果には個人差があり、1回で理想の白さになるとは限りません。歯の現状・黄ばみの原因・薬剤の種類によって異なります。オフィスホワイトニングは即効性がある一方、数回の施術が必要なケースもあります。カウンセリングで現在のお口の状態を確認した上で、目安となる回数をご案内します。
Q3. ホワイトニング後の「色戻り」はどのくらいで起きますか?
色戻りの速さは生活習慣(コーヒー・紅茶・喫煙など)や個人差によって異なりますが、オフィスホワイトニングは数ヵ月〜1年程度、ホームホワイトニングは比較的長持ちする傾向があります。色戻りを防ぐためには、定期的なメンテナンスと日常ケアの継続が重要です。
Q4. 歯が黄色い原因によってホワイトニングの効果は変わりますか?
はい、黄ばみの原因によって効果・適切な施術方法が異なります。コーヒーや着色汚れが原因の外因性の黄ばみはホワイトニングが効果的ですが、加齢・歯質による内因性の黄ばみや、テトラサイクリン系抗生物質による変色は効果が出にくい場合があります。詰め物・被せ物には効果がありません。まずカウンセリングで黄ばみの原因を確認することをおすすめします。
Q5. ホワイトニングとクリーニングを同時に受けられますか?
一般的には、まずクリーニング(着色汚れ・歯石の除去)を行い、その後にホワイトニングを施術するという流れになります。クリーニングで歯の表面をきれいにすることで、ホワイトニング薬剤が均一に浸透しやすくなり、効果が出やすくなります。同日に行うか別日かはお口の状態によって判断しますので、カウンセリング時にご相談ください。

監修:大野 寿子
北参道歯科クリニック 院長/歯科医師 奥羽大学歯学部卒業後、一般歯科・小児歯科・審美歯科を幅広く担当。訪問歯科医として10年間勤務後、都内複数の医療法人の分院長を経て、2021年7月に北参道歯科クリニックを開業。 日本顎咬合学会・日本顎顔面美容医療協会会員・日本摂食嚥下リハビリテーション学会所属。
